久々登場カテゴリー・・・ミリタリーで不思議なものです。
以前私が所有しているバッグをご紹介しました。
⇒ラージフィールドバッグ
このフィールドバッグは、1985年にそれまでアルミフレームの背負子にバッグを取り付けるものに代わって登場したものです。
容量は80リットルあり、フラップ部分がパトロールバックになっています。
背面には自分の背中の形に合わせてまげて使うアルミの板が入っていて、背中とバックの一体感がでて、これだけ大型のバックでありながら、重さを背中全体で支えられて、非常に背負いやすく、疲れにくくなっています。
これもシステム全部新品で購入することが出来ましたが、昔京王アートマンにおいてあって、値段をみたら・・・・確か7万円位の値段だったかと思います。
もちろん私は官給品を頂いて帰ってきました・・・いやいや払い下げ品の安いものを購入しています。
さらに2005年になると海兵隊が、新型のバッグを採用しました。
ILBE(Improved Lord Bearing Equipment)と呼ばれ、ARC'TERYX社がデザインし、PROPPER社が生産していて、民間でも同じものが5万円程度で手に入ります。
これもフルシステムでそろえると7万円位するのではないかと思います。
次の写真は商品説明ページよりいただきました(^^)
容量は75リットルで、以前のものより、やや小さ目となりましたが、様々進化しています。
最近のものは、プラスチックの留め具がサンディーディーブラウンですが、このIBLの初期のものは、黒でした。
黒は、最初にご紹介したラージフィールドバッグと同じ留め具ですが、途中からこのサンディーブラウンに変わっていて、互換性はありません。
さて、このIBLが二つもそろってしまいました。上の写真の左と真ん中です。
なぜ二つかと言うと、新品を買うほど余裕が無い。
かといって払い下げのものも買う余裕が無い。
・・・・こつこつとジャンク品(ゴミ)を集めて組み立てたら完品が二つも出来てしまったんです。
非常に注意深く見ると、左のバックのフラップ部分の留め具は『黒』なのに、下はサンディーブラウンです。
つまり上下で互換性が無いのですが、正面本体のオスの留め具を背面のフラップのオスの留め具と交換するだけで、このとおり、実用に問題なくなります。
ひとつはオークションで売ってみようかな(^^)
さて、私は行く場所にあわせて、85リットル(本体70リットル+フラップ15リットル・・・おっと写真を撮るのを忘れました)のアタック・・・移動野営用、75リットル、80リットルのアタック・・・固定野営用、そして長期野営用に120リットルのアタックを使用しています。
中央のブルーのアタックが120リットルの馬鹿でかいものです。
どれが一番使いやすいかは、やはり最新モデルのIBLが一番使いやすいです。
そしてなんと言ってもミリスペックはよく考えられています。
次の写真で中央に120リットルの普通のアタックを、左右にミリスペックのアタックを並べてみましたが、ミリタリースペックならではの違いがお判りになるでしょうか?
答えはこの部分!!
肩紐の手元部分にクイックリリースが付いていて、ホックを開けて留め具をリリースするだけで、背負っていたバッグを落とすことが出来ます。
降る装備をつめるとおそらく50~60kgくらいにはなりますので、いざ敵襲というときに、こういう仕掛けがあると便利ですね。
実はこれ以外に長期野営用には、車で行くときしかできませんが、これ等のバックを使うのではなく、コンテナボックスで行ってしまいます。
担がなくて、整理もしやすく出し入れしやすいコンテナボックスは、最高です。