SSブログ

ジープへの憧れ [我が愛しのWillys M38]

私のジープへのあこがれは、1960年代を代表するテレビドラマ『コンバット!』のブラウン管の中に登場するジープ・・・Willys MB に始まります。
IMG_3533.JPG
 戦場を縦横無尽に駆け巡るジープのタフさと直線で構成された無骨なデザインは、ヒーローに憧れる子供ごころを引き付けて余りあるものでした。
 ジープの系譜を受け継ぐラングラーで走っていても子供たちは振り向きませんが、M38MBで街を走ると「あっ、ジープだ!」と子供たちは振り向くことから、年代を越えて子供たちに愛されているものと感じます。
IMG_4144 b.jpg
 18歳になってすぐに免許を取ると、ジープは貧乏学生に手が届くようなものではなく、中古のランサーを購入しました。砂漠を疾走する姿にあこがれての選択でした。
 いつしかジープに乗りたいと思っていたものの、若さゆえでしょうか、MR2やスープラ、果てはトランザムまで乗りました。しかしアウトドア中心のライフスタイルには合わず、沖縄に暮らしていた時にランドクルーザー80のスノーバージョンを購入したのが、四駆に乗り始めるきっかけとなりました。沖縄ナンバーの80を東京に持ってきてしばらく乗っていましたが、排気ガス規制が厳しくなってきたところで、M151(通称ケネディージープ)と出会って雷に打たれたようなショックを感じたことが、昨日のように思い出されます。子供の頃観た『コンバット!』にでてきたジープのことを思い出し、すぐに購入を決めました。このブログを始めて以来使っているアイコンが、M151のシルエット画像です。
IMG_3699 b.jpg
 以降M151は私の良き相棒となりましたが、フロントグリルは縦のスリットではなく横のスリット、フレームはラダーフレームではなくモノコックボディー、足回りはリーフリジッドではなく四輪独立懸架と近代化されたジープに、いつしか子供の頃にコンバット!で観ていたジープへの憧れは強くなっていきました。
 そこで1953年に三菱でノックダウン生産が始まった頃のナロージープJ3(ガソリンエンジン、左ハンドル)を、いつしか探すようになっていました。MBはもとより希少車であるM38は、とても手が出るものではないと考えて、比較的入手しやすいJ3を探していたのですが、不思議なご縁を頂きこの M38を我が家に迎えることができたのが22年前のことです。
IMG_5910 b.jpg
 ジープの魅力を改めて考えてみると、不思議と都会のオフィス街にもマッチするその無骨なデザイン、どんなオフロードでも乗り越えていくタフさ、第二次世界大戦に登場して以降の活躍などから、冒険心をくすぐられるところだと思います。特にM38は、MBのあらゆる点を改善してできたところから、オフロードはもとより日常使いにも不便はなく、近くに買い物にいくのもM38で出かけるくらいです。
 また、街ですれ違うと見知らぬ同士挨拶を交わし、ジープのコミュニティでは多くの方と貴重なご縁を頂いたことは、ジープに乗らなければ分からなかった魅力でしょう。
E2C64741-29A7-4404-B658-C3357D545C7F b.jpg
 20年以上乗り続けていて未だ飽きないのは、他の車では味わうことのできない「運転する喜びと走る楽しさ」をとことん感じさせてくれるからだと思います。これからも末永くお付き合いしていきたいと思います。


タグ:m38 Jeep MB ジープ
nice!(46)  コメント(15) 
共通テーマ:自動車