北海道Jeep Touring 9/7 さんふらわあふらの 2 [我が愛しのWillys M38]
今までの北海道ジープツーリングの様子は、次のリンクからご覧ください。
(ハプニング編は、含まれておりません。)
移動日 |
出 発 地 |
|
到 着 地 |
移動距離 |
累積移動距離 |
記事のリンク |
9月1日 |
高幡不動 |
⇒ |
大洗港 |
171.5km |
171.5km |
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9月2日 |
苫小牧港 |
⇒ |
札 幌 |
110.2km |
281.7km |
|
9月3日 |
札 幌 |
⇒ |
網 走 |
351.3km |
633.0km |
|
9月4日 |
網 走 |
⇒ |
知床半島ウトロ1 |
86.2km |
719.2km |
|
9月4日 |
網 走 |
⇒ |
知床半島ウトロ2 |
― |
― |
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9月5日 |
知床半島ウトロ |
⇒ |
帯 広 1 |
329.6km |
1,048.8km |
|
9月5日 |
知床半島ウトロ |
⇒ |
帯 広 2 |
― |
― |
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9月5日 |
知床半島ウトロ |
⇒ |
帯 広 3 |
― |
― |
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9月6日 |
帯 広 |
⇒ |
江別西インター |
225.2km |
1,274.0km |
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9月6日 |
- |
狩勝峠 |
(動画をアップ) |
- |
- |
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9月6日 |
苫小牧港 |
⇒ |
さんふらわあ |
- |
- |
さて、一夜明けた9月7日はお天気もよく、大洗港へと順調にさんふらわあふらのは航行しています。
あれはさんふらわあさっぽろでしょうか。
離合の瞬間を目にすることができました。
それでは、色々ご説明する前に次の動画をご覧ください。
レストラン脇の『関係者以外立ち入り禁止』の扉を開けると、そこは厨房とレストランの間の通路でした。
さらにその先の扉をくぐってデッキにでると、ブリッジに向かいます。
小一時間ブリッジを見学させていただいた後は、船室に戻ります。
再び『関係者以外立ち入り禁止』の扉をくぐって乗船客用のスペースに出てくると、一路自分の部屋へと向かいます。
今回は、カジュアルルームです。
左右上下2段に合計12のベッドが並んでいます。
カーテンを開けると・・・ははは、ちょっと散らかってますが、船にいる間の私の空間です!!
そう、素敵なハプニングとは、船長からブリッジにご招待いただいたことです。
こんな大きな船のブリッジに入らせていただくことは、今造ボート部さん以外に少ないことでしょう。
約1時間、じっくり船のブリッジを堪能させていただきました。
こんな広いブリッジで通常操船に当たるのは3名だそうです。
さて、ここでさんふらわあふらのの諸元をお教えしましょう。
◆総トン数 13,539トン
◆航海速力 24ノット
◆全 長 192m
◆全 幅 27m
◆旅客定員数 705名
◆車両搭載数 乗用車 77台 大型トラック 154台
以上商船三井のホームページからの引用です。
続いて、ブリッジにおいて三等航海士さんからお教えいただいたことです。
◆プロペラ 2軸 直径4.8m
次の写真はエンジンテレグラフといって、プロペラの角度を変える装置です。
さんふらわあふらのは、プロペラの羽の角度を変えることにより、前進から後進まで速度を変化させます。
急ブレーキをかけるため、全速後進にせっとして船が完全に止まるまで3分42秒・・・1,492mも進んでしまいます。
ちなみにさんふらわあふらのの燃料はC重油で、燃費は11m/リットルです。
さて以前ご紹介した「今治市のプロペラのモニュメントが、固定ピッチであるのは何故?」
・・・という点について、今治造船の関係者の方から教えていただいた答えは、あの時に皆様からいただいた多くのコメントのなかで、「強度の問題ではないか?」というものがありましたが、まさにその通りだそうです。
昨日ご紹介した次の写真はジャイロコンパスが入ってオートパイロットのついた操舵輪です。
下の箱の部分にジャイロコンパスが入っていて、上のダイヤルで方位角をセットします。
オートパイロットのスイッチを入れると、設定された方位角に向けて船は自動的に舵を取ります。
船にもメーターがありますが、この操舵輪の前の上についていました。
次のパネルはスタビライザーの操作パネルで、船の左右にヒレのようなものを出して船のローリングを軽減しています。
このスタビライザーがあるのとないのとでは、ローリングは大きく違うそうです。
次の写真はスラスターといって、船を前後ではなく左右に移動させるためのもので、入出港のときに使われます。
実際にスラスターを操るのはこのパネルではなく、ブリッジの右舷端にある下の写真の操作盤で船長が操るそうです。
何故右舷にしかないのかというと、車の乗り降りなどすべて右舷で接岸することを前提に作られているからだそうです。
「なぜ、誰が、いつから・・・右舷と決めたのか?」と伺ったのですが、わかりませんでした。
この電子化された世の中でも航海日誌と海図への記入は、今でもなされているそうです。
航海日誌は、なんと英語で書かれています。
万が一の事があって船から離れるときは、この航海日誌と海図を必ず持ち出すそうです。
ふと外を見ると、現在政府が実験中の洋上風力発電の実験装置が見えてきました。
行き交え船が多い中、目視による監視の他、2種類のレーダーで洋上を監視しているそうです。
最後になりましたが、体重60kgの人間が500人乗ったら、船はどれくらい沈むかお分かりですか?
実はさんふらわあふらのは32tの重さを積載することにより1cm喫水が深くなるそうです。
・・・つまり人間が500人乗っても船が沈むのは、わずかに1cm弱ということになりますね。
時間がきてブリッジを後にしようとしたら、神棚が祀られていました。
伺うと、金比羅さまが祀られているそうです。
思わず航海の安全を祈って手を合わせました。
さて今造ボート部ねねさんの乗艦レポートには及びませんが、これをご覧になられた皆さんは、『さんふらわあふらの』の物知りになられたことと思います。
ぜひ機会を見つけて乗船してみてください。
下総弾正くまさんに続いて私も虜になってしまいました(^^)
おや、あれは・・・
山下公園の氷川丸のブリッジに入っただけで感動しました^^
実際に航海中の船のブリッジに入ったら興奮しまくりです^^;
航海日誌、英語で書かれてるとは知りませんでした(@_@;)
by ニッキー (2013-09-24 00:56)
フェリーは乗り始めるとハマりますね。(笑)
仙台⇔名古屋間で数回ブリッジに上がらせて頂いた事があります。
デジイチを持つ前でしたので携帯画像しか無いのが残念です。
by 亀仙人 タカヨシ (2013-09-24 01:01)
大きな船の操舵室。
色々な計器類があって^^ワクワクされたでしょうね。
500人乗っても1cmとは…浮力がそれだけあるということですね。
陸地の様子が見える位置を航行するんですね。その風景は…アンダーコントロールだと主張された…
by orange (2013-09-24 01:05)
それは、うらやま体験でしたね☆
操舵室なんて漁船くらいしか・・・w
by ちょいのり (2013-09-24 01:35)
おはようございます!
佐渡勤務の時は新日本海フェリーでした!
新潟<=>小樽を4往復
新潟<=>佐渡は10往復を越えていますね!
おや、あれは福島原発でしょう!!
by シラネアオイ (2013-09-24 04:17)
おはようございます
い~やああ、うらやましい限りですね(^_^)ニコニコ
by すー (2013-09-24 04:25)
おはようございます。
貴重な体験・・・そしてレポ堪能させて戴けました。
元気に今日から再開です。
by YUTAじい (2013-09-24 05:10)
操舵室、萌えますねぇ~
見学してみたいです
by さる1号 (2013-09-24 05:51)
僕がよく利用する太平洋フェリーの仙台→名古屋便でも
操舵室の案内をしてくれます。途中で名古屋→仙台便と
すれ違う時に、乗客同士が手を振ります。
by johncomeback (2013-09-24 06:18)
さすがにブリッジには入ったことないですぞ…(・囚・;)
いいなぁ…(´σ`)
by 下総弾正くま (2013-09-24 07:18)
飛行機は苦手ですがフェリーは大好き!
動画・・・いいですね〜♪^^
by hatumi30331 (2013-09-24 07:36)
フェリーのユッタリ旅もまた優雅で良いですね。
by 水郷楽人 (2013-09-24 07:44)
船の操舵室の風景って初めて見ました!!
興味津々です~☆(^m^)
by 獏 (2013-09-24 08:14)
運転席、操縦室、操舵室・・・いいですよね。
次回は是非、新潟~小樽にもトライして見て下さい。
国内のフェリーの中でも大型なのでは・・・
by suzuran6 (2013-09-24 08:33)
船内でも時間を有効に使い操舵室などの見学
流石ですね!
by koh925 (2013-09-24 08:51)
私も仕事の関係でIHIや市原三井造船にお邪魔することがあるんですが船は見た目より大きいですね。
by 馬爺 (2013-09-24 09:39)
ブログを書く身としては、本物のログ(航海日誌…丸太を流して船のスピードを測ったことに由来)を拝見させて貰った事は光栄でしたね(^^)
オートパイロット、日産が発売すると言う"自動運転機能付き"の新型車が楽しみです!!
by 風来鶏 (2013-09-24 16:20)
今晩は。
音楽もよろしい。
by 夏炉冬扇 (2013-09-24 18:50)
北海道は20回位行ってますが船はまだなので、サンフラワーで行って見たいです。
by 旅爺さん (2013-09-24 19:09)
昼間は時間がなくて、只今美容院で動画を拝見しました。私が昔子供と使ったのもこんなベッドでしたね~。。
by キャスリーン・ケリー (2013-09-24 19:26)
こんばんは^^
船旅ってしてみたいですが、一番気になるのがドレスコード。
それがなければ乗ってみたいな~
by mimimomo (2013-09-24 19:40)
お船の中は迷子になりそうなくらい広いですね^^
by mimimomo (2013-09-24 19:46)
いいですね。
巨大なサンフラワーのブリッジ。。
見てみたいですね。
ビデオは、後から見ても状況が分かるので、
記録としては、いいですね。
船の旅は、ノンビリしていいです。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2013-09-24 20:59)
動画の案内、愉しかったです。サンフラワーと名のつく船は何隻かあるのでしょうが、一番最初のサンフラワーが完成した時の記念式典に招かれたことがあり、中を全部案内したもらったことがあります。いい船旅ができましたね。
by sig (2013-09-24 21:12)
こんばんは。
ブリッジを見学できるなんて良いですね^。
最近はコンピューター管理なんでしょうね。
昔は舵がど真ん中にあったりして^^。
by 海を渡る (2013-09-24 22:10)
すごくうらやましい体験です!!!
既に引退した船の操舵室には入ったことがありますが,
現役のしかも動いている船のブリッジの見学が出来るなんて!!!
さんふらわ,いや商船三井さんは,太っ腹です(笑)
by 唐津っ子 (2013-09-24 22:15)
船のブリッジはテレビでしか見たことがありません。
計器はやっぱりアナログがメインなんですね。
飛行機は英語ですが、船も英語なんですね。
いままで全く知りませんでした。
by しおつ (2013-09-24 22:39)
懐かしいなぁブリッジ・・・学生の頃の実習を
思い出します。あのころはログを英語で
書けたのも懐かしいです^^;
by みずき (2013-09-24 22:58)
素晴らしい体験でしたね!!
写真 de お裾分け、ありがとうございます^^。
by DEBDYLAN (2013-09-24 23:52)