『寫眞週報』・・・第二百四十二號 vol.4 [カレーショップナイアガラ]
さて、このシリーズも早４回目となった。
今回は、『脈打つ国鉄７０年』の特集の二番目の記事である。
この記事を書いているのは、「国際観光局書記官」という肩書きがついている。
「戦争と鉄道建設」と題して、副題に「ビルマ作戦の鉄道挺身隊に参加して」と記されている。
写真の右側は、vol.3でご紹介できなかった新丹那トンネルの記事と写真である。
『戦争と鉄道建設』の記事では、ビルマ国内の鉄道建設の様子が数枚の写真を交えて紹介されている。
太平洋戦争緒戦で、英国軍はマレー半島をはじめとする東南アジアから撤退していった時、鉄道網を破壊していった。
この記事の冒頭では、『まことに退却に優れた軍隊である』とその撤退振りを評している。
上の見開きのページで右側中央の写真はラングーン駅であるが、写真は粒子が粗くはっきりしない。
左のページの写真は、
●上は、英国軍が撤退する際破壊して行ったシッタン川鉄橋
●中央は、そのシッタン川鉄橋での架橋作業の様子
●下が復旧されて一番列車が走りぬけるミンゲ鉄道
となっている。
記事の中には多くの『大東亜共栄圏』という言葉が現れる。
この記事の最後は、大東亜共栄圏樹立のために、
「日本内地二万キロの鉄道は延々としてビルマの鉄道まで接続されなければならないのである。
目下のところ支那南方、仏印タイの国境及びタイ・ビルマの国境に大きな不連続の空地を残している。
ビルマはこれ等の空地か満たされることによって、はじめて固く日本に結びつれられることになるわけである。」
と結ばれている。
いつの日かユーロ圏のように、アジアにも国境のなくなる日が来るのだろうか。
タグ：写真週報
たしかマレーあたりでしたね、「クワイ河マーチ」で有名な
『戦場をかける橋』の物語が起こったのは…
by Loby (2010-12-09 01:35)
こんばんは。
アジアの統一・・・色々と障害がありそうですね＾＾;
by perseus (2010-12-09 01:55)
おはようございます
貴重な資料ですよね。
by すー (2010-12-09 05:02)
おはようございます。
国境がますますシビアになる状況ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2010-12-09 05:18)
鉄道が戦争の一部だったんだと再認識しました。
今では、環境に優しい平和な象徴のようですが。
by manamana (2010-12-09 06:13)
おはようございます
関税をなくそうという話も出ていましたよね
これも国境がなくなるようなことですよね
by はくちゃん (2010-12-09 09:14)
朝鮮半島いや日本の周囲では物騒な雲行きになっている、昨日は真珠湾奇襲戦争勃発の日であったがＴＶも新聞にもそれらしきニュース記事は見あたらなかった。忘れてしまったのか知っている人が少なくなったのか。
by enosan (2010-12-09 09:48)
アジア統一．．．
難しそうですね（＞＜；
by sak (2010-12-09 11:39)
そうですよね。今でこそ、まっすぐどこまでも続いている線路ですが、
そうするためには、上げたり、掘ったり、埋めたりと、いろいろな苦労があってこそなのですね。
昔では、夢物語のような話が、今では現実になっていますからね～。
by aka (2010-12-09 12:46)
こんばんは
何度もすみません
僕の散歩ですが、毎朝、夫婦＋ワンで散歩しています
で、犬ですが、雑種なんです
子犬の時に拾ってきました
たぶん16歳くらいのおばあちゃんなんです
いつまでも元気で長生きしてほしいんですけどね
by はくちゃん (2010-12-09 20:53)
国境が無くなる、、、というか、力で1つにされなきゃ良いんですけど。。。
なかなか難しいですよね、アジアのそれぞれのお国事情は。。
by さといも野郎 (2010-12-09 22:42)