東京の坂と橋 136 宮本橋・・・玉川上水16(玉川上水を歩く第11回) [東京の坂と橋]
名前 | ふりがな | 別名 | 所在地 | 北緯 | 東経 | 全長 |
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宮本橋 | みやもとぱし | 宝蔵院橋 | 福生市 | 北緯35度44分秒 | 東経139度44分秒 | 14m |
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さて、『玉川上水を歩く』の復活第一回は、宮本橋である。
管理者用の橋を除いて、誰でも通行可能な橋を数えると、取水堰から7番目の橋となる。
1.第二水門橋⇒2.羽村橋⇒3.羽村大橋⇒4.堂橋⇒5.新堀橋⇒6.加美上水橋⇒宮本橋
一番目の第二水門橋は、以前無名の橋としてご紹介済みであるが、便宜的に私が『第二水門橋』と勝手に名づけた。
上流の加美上水橋から宮本橋までは、玉川上水の右岸(西側)の道を歩くことが出来る。
車も通行できるが、付近にお住まいの方しか走らないのだろう。
玉川上水左岸(東側)には、奥多摩街道が走るが、玉川上水沿いから少し離れる。
宮本橋は、江戸時代には『宝蔵院橋』と呼ばれていた。
中世に創建された真言宗巡光山宝蔵院の門前にかけられた橋だったので、宝蔵院橋と呼ばれていた。
ところが、1869年(明治2年)に住職の憲道が神職に転向してその名を『宮本豊恭』と改めたことから、宝蔵院は廃寺となり橋の名前も『宮本橋』と改められたと言う。
奥多摩街道は、しばらく玉川上水沿いから離れていたが、ここ宮本橋で再び玉川上水と出会う。
写真に写っている歩道橋は奥多摩街道にかかっているもの。
橋の上から上流を見ると、そこにはし緑の中をずかに清々と流れる上水が見られる。
一方下流を見ると、奥多摩街道沿いには木など無く、少し無機質なところが残念である。
左側は、田村酒造となり、この少し先に『福生分水(田村分水)』の取水口がある。
今回は、単に橋だけの紹介に終わってしまうと危惧したのだが、橋の名前には面白い物語が潜んでいた。
玉川上水は、たくさんの人生の綾なす物語を静かに映し出してきたのだろう。
この辺りは、水量が多くて、
あふれ出しそうなくらいですね。
by manamana (2010-11-08 06:07)
押し逃げ失礼します
by くまら (2010-11-10 00:27)
玉川上水に出会うたび
上流まで歩きたいって思うけど
叶わず。。。
by ハイマン (2010-11-10 00:33)
玉川上水って凄く奥が深そうですw
また、どこまでが現役でどこからが「なんちゃって」か、こちらを見ていけばその界面がわかるのですね^^;
by me-co (2010-11-10 01:24)
こんばんは。
色々な歴史があるのですね。
水のあるところには歴史がありますからね。
by perseus (2010-11-10 01:33)
お寺の住職が神職に転向。
そんな人もいるんだァ~ と感心しました。
by kotobuki1946 (2010-11-10 06:26)
おはようございます
名前の由来って面白いですね
お寺は引き継がれなかったんですね
by はくちゃん (2010-11-10 09:12)
かなりどんどんと追求してきましたねぇ
これからもがんばって
by Ranger (2010-11-10 11:15)
橋の名前の由来を辿ると、その区域の歴史がわかるものなのですね。
by sonic (2010-11-10 20:42)
『宝蔵院橋』のエピソード、面白いですね^^
今後も玉川上水に関する興味深いお話しを楽しみにしています!
by Loby (2010-11-10 21:15)
こんばんは、
玉川上水を下っていくのですね。楽しみです。
by Azumino_Kaku (2010-11-10 21:35)
いつもご訪問(nice!&コメント)下さりありがとうございます。m(_ _)m
驚異的にご多忙な中、精力的に活動されている姿勢には、頭が下がります。
どうぞお体にお気をつけて、ますますお元気でお過ごし下さい。
by tooshiba (2010-11-11 00:21)
このあたりの玉川上水、風情がありますね。
秋の気配が進んで見えるのは、日差しが斜めにあたっているからでしょうか。これは朝?夕?
by そらへい (2010-11-11 20:36)