M38君とのプチドライブ 一の瀬高原編 [我が愛しのWillys M38]
三連休の中日・・・予てから行く予定だった一の瀬高原へ、お蕎麦を食べに行ってきました。
10時に出発しようと、M38君のイグニッションスイッチをオンにして、スターターボタンを蹴っ飛ばすと、勢いよくエンジンはうなり始めました。
今日も絶好調!!
雨対策として、カバンを入れようと大きめの弾薬箱（下の写真の座席の間に置かれた弾薬箱がちょっとだけ見えています）を用意していると・・・ポツポツ・・・パラパラ・・・サーサーと降り始めてしまいました。
やむなくエンジンを止めて一度家の中に入り、パソコンで雨雲の様子を見ると、今日は南南東から北北西に雨雲が流れています。
そして雨雲のかかっているのは多摩地域のみ。
雨が止んだら出発!! ・・・と思っていたら、出発は12時になってしまいました。
上のルート図を再生していただくと、今日走ったルートがトレースできます。
途中二ヶ所で気になったものを写真に収めましたが、目的地の一の瀬高原には14時40分には着いていました。
高原の爽やかな空気を満喫しながら走っていたのですが、首都圏の有名心霊スポットである『おいらん淵』に近づくにつれて、エンジンの調子がだんだん悪くなってきます。
一の瀬高原に着く頃には息も絶え絶えの状態で到着しました。
数々の生死を潜り抜けてきたM38君は、敏感においらん達の怨念を感じているのでしょうか?
以前乗っていたM151A2でも同じ状況になります。
このM151A2もベトナム戦争を生き抜き、カンボジアで余生を送っていたものを日本に持って来たもので、朝鮮半島で修羅場を切り抜けてきたM38君と同じです。
写真は前後にシュノーケルをつけているので、このまま水深1.9mまでは水没しても走れます!!
帰り道、一の瀬高原を離れるほどに調子は復活し、無事帰宅したのはやはり・・・
なんちゃって、単に高度が上がってキャブレーターの調整が必要になってきたからだと思います。
今回『おいらん淵』に行こうと思ったら、トンネルが完成して新しく道ができたため、おいらん淵を通る旧道は柵が作られて入れなくなっていました。
車を止めて行こうとも思ったのですが、徒歩で入ることもできないように柵が作られています・・・・
やはり、危ないから・・・・
次の写真は、おいらん淵のちょっと下流のところです。
一の瀬高原は、秋の花が満開でした。
高原を走り抜けるには、半そでではちょっと寒いくらいの陽気になってきましたね。
普段M38君に乗るときにあまりミリタリーな出で立ちはしないのですが、今日は海兵隊のユニフォーム・・・階級章がちょっとあっていませんが、まぁお遊びということで良しとしましょう。
さて肝心のお蕎麦は・・・・
いつもお邪魔する民宿のおばちゃんは、外に出ていて迎えてくれました。
「おばちゃん、お蕎麦お願い!」
「あれ、車変えたんかい?! 気持ち良さそうじゃのう!!」
・・・そうなんです。実はM３８君でお邪魔したのは初めて!!
普段は、ハイラックス君で・・・その前にはレンジローバーでお邪魔してましたから。
あっ、一度だけM151A2でお邪魔したことがありましたが。
花などをカメラの収めていると、出てきました。
いつもこれが楽しみでここに来てしまうんです。
この分量で一人前です!
「えっ、お蕎麦じゃない?!」・・・失礼しました。
お蕎麦はこちらです。
蕎麦は七分、おばちゃんの手打ちです。
汁は、椎茸のだしが充分に効いた田舎のお袋の味です。
お腹一杯になると、M38君にもお食事していただきました。
高幡を出発してすぐに馴染みのガソリンスタンドに行くと、若い店員さんが出てきて給油してくれました。
先日給油したときに、次の会話がありました。
「室内拭きは要りますか?」
この車でそういわれたのは初めてです。
いつもハイラックス君だと、「室内拭きどうぞ」といわれるのですが、M38君だと言われません。
「室内も室外も無いからいいよ!」
「あっ、失礼しました。灰皿の吸殻はいいですか?」
「・・・!!! 灰皿? 無いから大丈夫!!」
「・・・」
今日もまた彼の若い店員さんが出てきてくれましたが、何も言わずにハイオクを入れてくれたので、覚えてくれたようです。
ただ、腹八分目だったようです。
このままでは、途中で給油は必死ですが、戻るには5～60kmは開いているガソリンスタンドはありませんでした。
このまま柳沢峠を越えて塩山に下りて給油して甲州街道経由で帰ることも考えましだか、今日は帰ってやることが山積みだったので、ジュリ缶から給油して往路を戻ることにしました。
そうそう、先日コメントからご質問いただきましたが、燃費はリッターあたり4kmを目安に走ってますが、きちっと測ったことはありません。
M38君のエンジンは、ベースはWillys MB と同じサイドバルブのゴーデビルエンジンで、基本設計は1930年代ですから、燃費が良いはずはありませんね。
それから、もう一つの質問というか頂いたコメントの中で、「ラジオなど無粋なものは無いですね」というような内容のものがありました。
確かにラジオなど付いていません。
もっとも現役時代は無線を搭載していた跡がありましたが・・・
以前乗っていたM151A2には、弾薬箱の中にDCコンバーターを介してカーステレオを入れて、後部座席の下に同じく弾薬箱にスピーカーを埋め込んで、使っていました。
でも走り出すと、ラジオも音楽もほとんど聞こえず、聞くこともありませんでした。
やっぱりエンジン音とロードノイズが子守唄のようで、常に音には注意を払っています。
故障は『音』から始まる・・・というか、どこか具合が悪くなると最初に知らせてくれるのが、音や振動です。
こういう車で走っていると、そういったものにとても敏感になっています。
帰り道も奥多摩界隈でちょっと渋滞しただけで、高幡までは2時間半程度で帰ることができました。
今日は往復190km。
標高1500mの一の瀬高原は、M38君には平地と同じキャブの設定ではちょっときついようです。
楽しい一日となりましたが、皆様方のところへの訪問ができず、大変申し訳ありません。
明日は、一仕事片付けたら、皆様方のところをゆっくり訪問させていただきます。
タグ：Willys M38 ドライブ
ようやく食べに行けたのですね＾＾
次回の際は宜しくお願い致します！
by 銀狼 (2012-09-17 02:07)
>朝鮮半島で修羅場を切り抜けてきたM38君
本物の兵器ですもんね。凄いですよね・・・。
しかも乗っている駅員3さんがミリタリールックときたら。
サマになっているであろうと容易に想像できますが、凄いなあ。(^_^)
by tooshiba (2012-09-17 02:21)
＞弾薬箱に埋め込んで・
粋ですね☆ カッコイイではありませんか☆☆
・タイヤの構造は 普通のタイヤと同じなのでしょうか？
軍用・・ タイヤがパンクなどしないようにゴムの塊になっている？
どうなんでしょう・・？
・タイヤ交換に使う ジャッキも軍用で ゴツイ作りなのでしょうか？
質問ばかりで 申し訳ありません・・・
by タイド☆マン (2012-09-17 03:21)
おはようございます
少し、秋を感じる写真もちりばめ・・・それよりも蕎麦が美味しそうですね。
by すー (2012-09-17 05:00)
秋風を感じるプチドライブですね☆
お蕎麦 素朴で美味しいのでしょうねぇ～（＾w＾）
やはりラヂオはありませんでしたか（＾m＾）
by rtfk (2012-09-17 05:56)
おはようございます。
良い息抜きが、気分爽快ですね！
今日まで孫滞在です。
by YUTAじい (2012-09-17 07:22)
コスモス〜きれいですね。
by pandan (2012-09-17 07:25)
お早うございます。
アングル工夫ですね！
by 夏炉冬扇 (2012-09-17 08:20)
風が感じられそうなお写真ばかり＾＾
絵になるM38君ですね♪
とっても素敵です！！
by カリメロ (2012-09-17 08:49)
M38君のエンジンは、1930年代の基本設計ですか～
リッター４キロって~(°°;)))ｵﾛｵﾛ(((；°°）~
気になるな～弾薬庫～
M38君いいな～惚れ直しました！
by てんてん (2012-09-17 09:29)
おはようございます♪ いつもありがとうございます。
コスモスがとてもきれい！
お蕎麦も美味しそうですね～。
今造さんの応援に行かれたのですね。
戸田ボートコース、暗くなると昼間とは全く雰囲気が
違いますね。
今回、初めて戸田ボートコースに行きましたが、
駅から徒歩１５分になっていたので、駅前の交番で
道順を確認しました。
戸田ボートコースって言ったのに、競艇場に行くと思われ、
無料バスの乗り場を案内してくれた<`～´>
違っていたので、再度交番で道順を確認して…。
「賭け事の方ではなかったんですね」なんて言われました。
by youzi (2012-09-17 09:48)
駅員3さん、
M38君とのドライブ良いですね。
気持ちよさそうです。
それに、お蕎麦が美味しそうです。
食べに行きたくなりました。
それにしても、ジュリ缶を装備とは、備えありですね。
by kiyo (2012-09-17 09:54)
お蕎麦のﾄｯﾋﾟﾝｸﾞは豪華すぎる～
これでおいくら何でしょうか
お蕎麦もいい感じ！
by JUN (2012-09-17 10:44)
昨日は私も箱根へ行って着ましたがやはり高原ですね、涼しくて夕方にはエアコンを止めて窓を開けてのドライブでした、湖尻も戦国も沢山の人で賑わっておりました。
やはり私もお昼はとろろ蕎麦でした（冷やし）
by 馬爺 (2012-09-17 11:04)
M38君は、駅員３さんの分身ですね、音を聞いただけで
その日の調子が分かるとは・・
SLの運転手は、小さなハンマーで車輪などメカ部分を叩き
健康診断をするのと一緒ですね
by koh925 (2012-09-17 11:13)
何時ものおばちゃんのお蕎麦。。。懐かしいお味〜〜〜
満足そうな…お顔が〜見えるようです(笑い）
私もお蕎麦が食べたい。。。(*^^)v
by 沈丁花 (2012-09-17 11:46)
高原の爽やかな風をM38で味わう
最高の贅沢だと思います。
気持ちいいだろうなぁ～^^b
by ナビパ (2012-09-17 12:56)
高原の雰囲気がとても出ている清々しい記事です。下界はうだうだ暑いですが、標高の高いところは季節が来てるんですねー
また、車とは元来こういうものだ！ということを気づかされます。＝まるで会話しているようです。
ところで、この民宿はなんというところなのでしょうか？たぶん行けないと思いますが参考までに・・・ｖｖ
by me-co (2012-09-17 14:02)
二周年の記事にお祝いコメントありがとうございました☆
by rtfk (2012-09-17 15:23)
M38君と海兵隊ユニフォーム♪
バッチリ、決まってますねぇ！
エンジン音とロードノイズ、これは走りの真髄ですね！！
自分の車は単なる移動手段なので、
CDが無いとダメですが．．． ＾＾；
by haku (2012-09-17 15:29)
１５００ｍあるとキャブのセッティング変わってきますよね
古いエンジンだから濃い目にセッティングされてるかもですね
by (。・_・。)２ｋ (2012-09-17 15:58)
この距離からしますと私の場合はロングドライブとなります。^^;
by ソニックマイヅル (2012-09-17 16:59)
素敵な休日ですね。このおそばのためにわざわざ行きたくなる気持ちわかります。素朴な小皿がたくさん加わってとても美味しそうです。8枚目の愛車のお写真もかっこいいですね。
by yuzuhane (2012-09-17 17:52)
おいらん淵ではないですが…自分も車を置いて徒歩で行こうとしたところが…（・_・；）
…でも、そこの手前のトンネルの閉塞工事をしてるそうなので諦めざるをえないことに…Σ（゜Д゜；
by 下総弾正くま (2012-09-17 19:08)
こんばんは、
ジェリ缶で給油するんですね♪
ヘビーデューティーですね！
一の瀬高原でソバと聞いて、乗鞍の一の瀬園地を思い出しました。
乗鞍もうまいそばを食べさせる店がありましたね。
私も、今年はスキーの道具を揃えなおしてみようかと思っています。ブーツなどは10年以上つかっていていていつ割れてもおかしくありません。。
板もカービングでない昔の板です(^_^)
by Azumino_Kaku (2012-09-17 19:48)
途中もし雨になったら合羽とか着るのでしょうか？
走行時の音で調子の善し悪しはよくわかりますね。
バイクもラジオがないので、走りは走行音を楽しみながら。
もっとも最近はラジオを付けたスクータータイプのバイクもありますが。
by しおつ (2012-09-17 20:01)
キャブ仕様のクルマで山に行った事が無いのですが、敏感なんですね。
しかし、そういうクルマの息遣いを感じながらのドライブはまた魅力的ですね！
by さといも野郎 (2012-09-17 21:14)
何だかもうすっかり秋なんですね～。
by キャスリーン・ケリー (2012-09-18 00:05)
おばあちゃんのお蕎麦、素朴なおふくろの味なんでしょうか＾＾
高原は秋の気配ですね。
by kyon (2012-09-18 00:06)
Ｍ38君は高原や海がとても似合いますねぇ(^^♪
爽やかな秋の高原がとても気持ち良さそうです＼(^o^)／
by ニッキー (2012-09-18 00:38)
昨日はいつもと違って微妙に更新されたのが遅くなって行き違いで遅くなっちゃいました＾＾；たははー
by ちょいのり (2012-09-18 01:24)
民宿のおばちゃんのおそば、おいしそうですねぇ。
副菜の野菜がたまりません。
by cafelamama (2012-09-18 08:21)
素朴な感じの蕎麦が良いですねー
汁はシイタケの香りがいっぱい。
大根おろしを加えて食べたいですね＾＾
惣菜が凄く美味しそう。
by さる１号 (2012-09-18 10:19)
確かに、室内も室外もないですねえ〜 ^^;
by carotte (2012-09-18 11:50)