東京の坂と橋 四方山話35 コケンに関わる話 [東京の坂と橋]
今日から訪問を再開したが、夕方までナイアガラに乗務し、その後21時から会議に出席、帰宅したのは日付が変わってからだった。
残念ながら訪問を完了することは出来ず、大変申し訳ありません。
順次訪問させていただきます。
さて、先日「毎日コラムを書く」と書いたが、その後いろいろ調整し、一週間に2本ということになった。
嬉しいことに、そのコラムを読みたいというリクエストも頂戴した。
残念ながら、閲覧者数万人のイントラ上への書き込みのため、皆様にはご紹介できないので、ここに第一回に書いた内容を改めて書き直してみた。(イントラ上に書いたコラムとは題材が同じだけで、このブログに書いた内容は、全く新しく書き直している。)
これは、私の『コケン』に関わる話である。
この『コケン』は、漢字で書くと『沽券』と書くが、なぜこの『沽券』が『プライド』をあらわすのか、ご存知だろうか?
江戸時代、幕府は『田畑永代売買禁止令を出して土地の私有を禁じていた。
しかし、一部の市街地に限って、町割りをして町役人、五人組が立会いの下、土地の売買を認めた。
町割りをして、最初に売買されたときの売買証文に町役人、五人組が加判したものを『沽券』といった。
沽券の『沽』の字は、訓読みで『うる』、または『かう』と読むことから考えると、『沽券』とは売買証文そのものなのだろう。
一度作られた沽券は、売買の都度新しい所有者の署名捺印、売買日付、売買金額が印された小片が貼り付けられていった。
つまり、『沽券』とは現代で同じものを探すとすれば、『不動産権利証』のことである。
『沽券』が土地の価値を表しているところから、いつしか人の価値、プライドを表すようになったという。
・・・とまぁ、こんな調子でコラムを書いている。
江戸情緒あふれる『沽券』の話なので、無理やり『東京の坂と橋』に結びつけ、四方山話とさせていただいた。
おはようございます
面白そうなコラムですね。イントラとは残念です。でもこうしてここでこれからもご紹介いただければ嬉しいですね。
by すー (2011-09-19 05:21)
おはようございます。
毎日は大変ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2011-09-19 05:32)
中国の故事あたりから来ているのかなと勝手に思い込んでいました。
by U3 (2011-09-19 06:54)
きれいな朝焼けですね〜
by pandan (2011-09-19 07:12)
おはようございます。
勉強になりました。
by YUTAじい (2011-09-19 08:03)
こっそり公表する訳には・・・いきませんわな^^;
by くまら (2011-09-19 09:41)
おはようございます。
諺の起源は勉強すると面白いですね。
「沈默は黄金」という有名な諺も
それに対するものとして「雄弁は銀」というものが古代ギリシアにはあったそうです。
そして、あの時代は銀の方が金より価値があったのです。
故に、黙っていることより、堂々と主張する方が価値があったのですね。
by Loby (2011-09-19 09:42)
木偏に古で「かれる」
さんずいに古で「うる」「かう」ですか
漢字は面白いですね。
by そらへい (2011-09-19 14:13)
沽券の話、大変参考になりました
メタを用意し書き続けることは大変でしょうね
by koh925 (2011-09-19 17:02)
なるほど。沽券...あっ 「こけん」と入れたら簡単に変換されました(笑)このように書くとは存じませんでした。言葉の由来は面白いですね。なるほど。
ご負担にならない程度に、後々も楽しみにさせて頂きます^^。
by orange (2011-09-19 17:09)
博識ですね!
大変に勉強になります。
出来れば少しづつでいいので紹介していただきたいです (^^
by レイリー (2011-09-19 19:37)
意味をしったのは初めてです。
by しおつ (2011-09-19 19:43)
そうなんやぁ^^
また、どっかで使います^^
by Ranger (2011-09-19 21:22)
とても勉強になりました(^_^)
by ドラもん (2011-09-19 22:26)