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ボーイスカウトのスカーフ [ボーイスカウト]

今日はボーイスカウトのお話です。
私の持っているギルウェルスカーフがだいぶ汚れてきたので、洗濯に出しました。
ギルウェルスカーフはイギリス製で、綿とウールの二種類あります。
大切なもなので、いつも自宅では洗濯せずにクリーニングに出します。

ギルウエルスカーフ.jpgギルウェルスカーフ(Gilwell)というのは、ウッドバッジ実修所修了者に与えられるスカーフで、指導者訓練を行うときのみ着用するものです。

1919年にイギリスW・F・マクラーレンがイギリスのロンドン東部チンフォード(Chingford)、エッピングの森(Epping Forest)にある広さ108エーカーの土地を1万ポンドで購入し、指導者訓練の場として英国ボーイスカウト連盟に寄贈しました。
なんとキャンプ場内をグリニッジ子午線が通っているんですよ(^^)
現在は、ギルウェルパーク(Gilwell Park)と名づけられ、指導者訓練施設や、国際キャンプ場などがあります。

ボーイスカウト創始者であるベーデンパウエルは、この好意に感謝するため、マクラーレン家のキルトの紋様をつけたギルウェル・スカーフを作り継承することとしたのが、このスカーフの始まりです。
現在、ギルウェル・パークはボーイスカウトのリーダー研修のための拠点となっています。

初代所長フランシス・ギドニー(Francis Gidney)が1919年9月に最初のウッドバッジコース(Wood Badge course)という指導者訓練を行ないました。
毎年世界中から多数のスカウトのリーダーたちが研修を行うためにここを訪れています。

ウッドバッチ実習所というのは、隊指導者訓練の中でも上級訓練を実施する場です。
日本ではボーイスカウト日本連盟の主催で、各部門ごとに課題訓練を実施した後、5泊6日の基礎訓練を行います。
基礎訓練終了後、現場で3ヶ月以上の奉仕実績訓練を行って修了の認定を受けなければなりません。 

このスカーフを着用するということは、ギルウェル1隊に所属することを示しており、ギルウェル1隊から派遣されて指導者訓練を実施することを意味しています。

DVC00020.JPGさて洗濯に出すと、このスカーフは洗濯やさんでは何に分類されるのでしょうか?
なんと、私の家の近くのクリーニングの取次店は、『三角巾』とひょうじされます。
三角巾などクリーニングに出す人はいるのでしょうか[わーい(嬉しい顔)]?

さてさてボーイスカウトでスカーフというのは、スカウトや指導者が各国のボーイスカウト連盟の服装規定に基づき首に巻く布のことです。
スカーフと呼ぶよりも、ネッカチーフと呼ばれることのほうが多いと思います。
スカウトたちの間では「ネッチ」という愛称で呼ばれていて、各団、各隊独自のものをつけているため、スカウトたちの間では、他の団のネッカチーフや、ネッチを止めるネッチリング(チーフリングとも言います)を集めることが流行ったりしています。


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お茶屋

ネッチ☆これまた懐かしい響きです♪
by お茶屋 (2009-07-26 23:42) 

swm104

なくてはならない、ユニフォームアイテムですね。
理解して着用しているからこそ、かっこいいです。
by swm104 (2009-07-27 00:28) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

当家の三兄弟もお世話になりました。
by BPノスタルジックカーショー (2009-07-27 05:21) 

空楽

おはようございます。
クリーニングに出されるのですね!
一緒に洗濯してました。

息子たちも、世界ジャンボリーやキャンポリーなどに行って
ネッカチーフやネッチピングを交換して、たくさん持ってます!

by 空楽 (2009-07-27 11:09) 

ラブ

三角巾という分類があるのが、そもそも驚きです。
ハンカチ…とかもあるのでしょうかw
by ラブ (2009-07-27 11:20) 

abika

励ましのお言葉~ありがとうございました^^
by abika (2009-07-27 17:47) 

hukayoi

このスカーフのタータンチェックはたしか、子供の頃に幼馴染が着てたのを憶えてます。
チェックってとてもセンスのいい柄ですね。
あと、このチェックを見るとベイ・シティ・ローラーズを思い出します(笑い)
by hukayoi (2009-07-27 18:42) 

くまら

多分、給食のおばさんが出すのでは・・・?
by くまら (2009-07-27 20:37) 

mwainfo

スカーフ及びウッドバッジコースの歴史に感嘆しました。
by mwainfo (2009-07-28 00:13) 

SILENT

こんにちは
ボーイスカウトの歴史は英国からですか?
タータンチェックの歴史を以前いた会社の方が調べていて
英国でも資料を集められたようですが判明しないままに亡くなりました。家の紋章代わりに格子柄は配色も配置も決まっているそうですね。この格子柄を45度傾けるとアーガイルと呼ばれる柄になるのですが、このアーガイルとタータンチェックの関係を謎としていたのです。最初に格子(PLAID)だった織り地が、バイヤス使いでアーガイルに変化したと思うのですが、時分でもよくわかりません。ぐだぐだ書きましたが、ネッチの歴史も由緒あるものですね。大磯にも日本にボーイスカウトを導入した三島通陽さんの別荘があったようです。
by SILENT (2009-07-28 04:24) 

駅員3

単騎さん、qoo2qooさん、お茶屋さん、xml_xslさん、swm104さん、響希さん、@ミックさん、BPノスタルジックカーショーさん、いわもっちさん、かずのこさん、Krauseさん、takemoviesさん、みかんママさん、空楽さん、ラブさん、genさん、ナカムラさん、nyancoさん、ガンバルおやじさん、paceさん、abikaさん、kskouzikさん、hukayoiさん、yuki999さん、くまらさん、cuervoさん、yukitanさん、takeさん、mwainfoさん、さといも野郎さん、gardenwalkerさん、SILENTさん、おはようございます。
ご訪問と、niceありがとうございます。

⇒お茶屋さん
経験者にとっては、一番懐かしいものかもしれませんね。

⇒swm104さん
そうですね、この世の中に意味の無いものはありません。
制服を着ることにしても、ボーイスカウト運動の特色のひとつで、教育的効果を考えてのものです。
どんなことにも意味を考えることは大切ですね。

⇒BPノスタルジックカーショーさん
今も現役?・・・でしょうか。
きっとスカウト時代に身に付けたものは、大人になってから大きく役立っていることと思います。

⇒空楽さん
そうですね、スカウトたちがジャンボリーなどで一生懸命交換している様子をみるとほほえましいものです。

⇒ラブさん
私も最初見たときはびっくりしました(^^)

⇒abikaさん
まだまだ気を許せない状態が続くことと思いますが、アビちゃんともども頑張ってくださいね!

⇒hukayoiさん
そうでしたか。
このチェック柄は有名ですよね。
・・・っていうか、私には見分けられないのかも(^^;
ベイ・シティ・ローラーズですか、懐かしいですね。

⇒くまらさん
あっ、そうか、三角巾といえば、私は怪我をしたときに使うものばかり考えていましたが、頭にかぶるものも三角巾でしたね(^^;

⇒mwainfoさん
ありがとうございます。
ボーイスカウト運動も100年を超えて、様々さノウハウが蓄積されています。

⇒SILENTさん
そうですね、三島通陽さんは、日本におけるボーイスカウト運動の草創の士です。
栃木県にある日本ボーイスカウト連盟那須野営場は、三島先生が広大な敷地を寄付されたものです。
ボーイスカウト運動は、イギリスのベーデンパウエルが提唱したもので、イギリスのブラウンシー島で様々な階級の少年達を集めて実験キャンプをして、自身の考えていることの正しさを確認されたとことから始まって100年を越えたところです。
アーガイルとタータンチェックの関係は知りませんでした。
面白そうな話題ですね。
機会があれば、私も調べてみたいと思います。
by 駅員3 (2009-07-28 07:42) 

kiyotime

ネッカチーフをなぜグルグル巻きにするのか
理解出来ませんでした、、
そのまま広げていた方がカジュアルでかっこいいのに、、
by kiyotime (2009-07-30 00:34) 

駅員3

小父蔵さん、水郷楽人さん、kiyotimeさん、sakさん、おはようございます。
ご訪問と、niceありがとうございます。

⇒kiyotimeさん
ははは、それはいえてる。
スカウトの頃は、とにかくどれだけ細く巻けるか競ったものですが、このギルウェルスカーフは、軽くゆったりと巻くだけです。
by 駅員3 (2009-07-30 08:12) 

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