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防災・減災講演会 [防災・減災シリーズ]

昨日のアップした記事「転機」には、多くの方から励ましのコメントをいただきまして、本当にありがとうございます。
心からお礼申し上げるとともに、本日は全く皆様方のところへ訪問できていない点、お詫び申し上げます。

今日は講演会が10時から始まって13時に終了、その後反省会を行って帰宅したのが15時。

あまりにも天気が良く暖かかったので、帰宅後ガレージからM38君を引っ張り出して、ちょこっと横田基地まで行ってきました。

1横田基地.jpg

夕方の斜めに差し込む光って、本当に不思議な力がありますね。
なんかすべてをやさしく包み込んでくれるような暖かさがあります。

2横田基地.jpg

この日、東京にの最高気温は20度ありました。

花粉症は、先週から抗アレルギー剤の服用を始めているので、なんとかなっています。

おっと、肝心の講演のほうはというと、参加者からは「もっと話しを聞きたい。」、「また次回も聞きたい。」、「子どもたちにも話して欲しい。」などの意見が聞かれ、「非常にわかりやすく、実体験に基づいた話しに説得力があった。」と大好評でした。

1講演.jpg

さらに参加された消防関係者からも高い評価を頂き、本日用意した資料について、「他所の防災訓練等で、内容を使わせて欲しい。」とのことで、複数部持ち帰られました。

冒頭で、おいしいアルファー米の作り方を全員で実習して講演に入りました。
ここで調理したアルファー米は、講演終了後皆さんで試食&懇談タイムとなり、参加された方々が親睦を深められました。

2アルファー米.jpg

作り方のコツは、いたって簡単。

1.ふたを開けたら、スプーンと脱酸素剤を取り出す
2.お湯(もちろん時間がかかりますが、水でも作れないことはありません)を入れる前によくかき混ぜる
3.お湯をいれたら、またまたよくかき混ぜる
4.チャックをしっかり閉めたら、できるだけ保温に心がけ、しばらく置く

「よくかき混ぜる」と、「保温に心がける」だけで、味は数段アップします。
今回は、お湯を多めに沸かして、残りのお湯にアルファー米の袋を浮かべました。

用意した資料も大好評で、当初企画段階では「参加者だけに配る」というものだったのが、事前にパワーポイントの一部の資料を持ってプレゼンしたときに、「欠席の世帯も含めて、全世帯に配ろう。」ということになりました。

今回の講演内容は初めてということもあり、事前準備には手間がかかりましたが、手間をかけただけ実りあるいい講演会になったと思います。

また、次年度の防災訓練でも講演をやって欲しいというお話しを頂戴しました。

さらに、他のところからも講演の相談があり、今後打ち合わせていくこととなりました。
もし皆様方の地域、職場等でリクエストがあれば、無償でお話しさせていただきます。


タグ:地震 被災

防災・減災シリーズ番外編 [防災・減災シリーズ]

防災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方
防災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯
防災シリーズ3 ランタン兼ストーブ
防災シリーズ4 さんまの蒲焼丼


やっとできました。
 

ハンドアウトは、A4版34ページになります。
原稿は参加者に配布するため、無事印刷会社に入稿です。

当日は、PowerPointでも映写できるように作りました。

内容をかいつまんでお話しすると、次のような構成になっています。

冒頭で、講演する地域の55年前(宅地開発以前)の航空写真を見せて、昔の地形と今の地形を比較して、宅地開発に伴う潜在危険を説明します。

その後は次の構成になっています。表紙2.jpg

序 章「その時どうなる」・・・被災後の生活
第1章そなえよつねに・・・震災に対する心構え
第2章被災直後 「安全の確保」
・・・万が一震災にあったらその時あなたはどうする!?
第3章震災後を生き抜く1 「知恵」
・・・震災後3日間を生き抜く知恵
第4章震災後を生き抜く2 「備え」
・・・避難するときに持ち出すもの
第5章震災後を生き抜く3 「工夫」
・・・身の回りにある役立つ日用品
  美味しい保存食の食べ方

避難生活で役立つ『技(わざ)・・・実技』や避難所の運営などは、今回の講演の中には入っていません。
今回は、震災後にどんな生活が待ち受けているのか、そのためにはどんな準備が必要なのか『知っていただく』ことが目的です。

私がいつも講演するときは、参加者の講演を聞いていただいた後のレベルを

 1.知る
 2.理解する
 3.出来る

この三段階に分けて、目的に応じた目標を設定します。

この講演は、続編、実技編など、多くのカリキュラムを作ることが可能です。
さて、これから土曜日までは、私の震災の体験や、今まで経験してきたことをもとに、実際の話しを練り上げていきましょう。


タグ:防災 地震
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防災・減災シリーズ4 さんまの蒲焼丼 [防災・減災シリーズ]

防災・減災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方
防災・減災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯
防災・減災シリーズ3 ランタン兼ストーブ
防災・減災シリーズ4 さんまの蒲焼丼

2さんまの蒲焼.jpgこのシリーズで、ご飯の炊き方、缶詰を使った炊き込みご飯のレシピをアップしてきましたが、今日は『さんま魚の蒲焼』の缶詰を使ったレシピをお届けしましょう。

◆材料
 さんまの蒲焼缶詰・・・1缶 ⇒お好みで色々な缶詰を楽しみましょう  
 たまねぎ・・・1/2  しょうが・・・ちょっと(お好みで)
 卵・・・2個
 丼汁・・・150cc(汁の素などを適量薄めて使用)
 あれば三つ葉などあるといいですね

これだけ用意したら、後はご飯が炊き上がるのを待ちましょう

◆作り方
 親子なべに丼汁を入れてたまねぎの薄切り(しゃきしゃきした食感を楽しむため、縦切りします)を並べてたまねぎに火を通します

3玉子とじ.jpg

たまねぎに火が通ったら、食べやすい大きさに切ったさんまの蒲焼を乗せます
このとき、缶詰の汁もすべて入れてしまいましょう
ここで、お好みでしょうがを細長く(1cmくらいかなぁ)をお好みでぱらぱらと入れましょう
冬場は、しょうがで身体が温まります

一煮立ちさせたら、卵2個を溶いてぐるっとまわしながら入れます
卵を溶くとき、あまり溶きすぎないようにしてください

4玉子とじ.jpg

あとは、鍋蓋をして中火で待つこと数分、卵が半熟になったら、よそったご飯の上に乗せましょう

5玉子とじ.jpg 

これ、意外とうまいです。
しかも超簡単、ご飯さえ炊けてしまえば時間もかかりません。

こんな感じで、備蓄した非常用食料を頂き、また新しいものを補充しておきましょう。


タグ:防災 缶詰
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防災・減災シリーズ3 ランタン兼ストーブ [防災・減災シリーズ]

防災・減災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方
防災・減災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯
防災・減災シリーズ3 ランタン兼ストーブ
防災・減災シリーズ4 さんまの蒲焼丼

 

今日は朝から引きこもって、来月ある自治体でやらせていただく防災の講演の準備をしていました。

資料集め、分析、ハンドアウトの作成、実験・・・

今日はその実験・・・ランタン兼ストーブの製作の様子をお伝えしましょう。

1.jpg◆材料等
 スチール缶・・・五徳の替わりに使用するもの
 アルミ缶・・・ストーブ本体
 ティッシュ・・・灯心に使うもの
 サラダオイル・・・燃料
 牛乳パック・・・水を沸かす入れ物

◆道具
 料理用はさみ・・・空き缶を切る

◆作り方2.jpg
 1.アルミ缶をそこから6cm程度に切り取る

 2.幅1.5cm、長さ3cm程度の切り込みを6箇所いれる

 3.写真のように切り込みを内側に折り込む

 4.残った部分の中心の上の部分に1cm弱の切り込みをいれる

 5.内側に缶の底と平行になるように折る

 6.ティッシュを3cm程度の幅で、繊維の方向に切り裂く
   (縦横間違えると、まっすぐに裂けません)

 7.裂いたティッシュを撚って、半分に切る

 8.撚ったティッシュを「4」で入れた切込みにはさむ

ここまで約10分、完成です。

4.jpg

今回用意した五徳用の缶に入れて火をつけると燃えるようすが見えないので、レンジの五徳を使用して見えるようにしました。

燃料のサラダオイルを入れて、火をつけてみましょう。
燃料は、揚げ物などに使用した使い古しのサラダオイルでかまいません。
使い古しのサラダオイルをペットボトルに入れて、燃料用に備蓄しておくのもいいかもしれませんね。

5.jpg

今回は使い古しのサラダオイルがなかったので、近くの100円○-ソンで購入してきました。
(普段調理にはオリーブオイルを使っています・・・別にオリーブオイルでもいいのですが・・・コストが(^^;っっ) 

灯心一つでろうそく一本程度の明るさです。

6.jpg

結構明るいでしょう。
2/3くらいサラダオイルを入れて、3時間以上照らしてくれます。

さて、これに水200ccを入れた牛乳パックを切ったものを乗せます。
200ccにしたのは、温かいお茶を飲むことを想定しました。

7.jpg

約20分で、常温の水道水が95度まで沸きましたが、なんと牛乳パックの接着面から水がかすかに漏れしだしたので、これにて終了。

20分が短いのか、長いのか・・・

ここで比較のために山行のときに持参するアルコールストーブで水を沸かしてみましょう。
アウトドア用のストーブは、ホワイトガスからLPガス用まで、色々持っていますが、このアルコールストーブが一番軽量コンパクトです。

11.jpg

ほぼ今回作った空き缶ストーブと同じ大きさです。

12.jpg

13.jpg

同じく200ccの常温の水を沸かしたら、5分で沸騰しました。

空き缶で作ったランタン兼ストーブは、ストーブとしての性能はいまひとつですね。

◆注意点
 1.缶はとても熱くなるので、木などの台の上に置いて使用してください。

 2.サラダオイルを燃やすわけですから、煤がでます

 3.火事には十分ご注意ください

以上結論として、ランタン兼ストーブは、ストーブとしては調理には不向き。
時間をかけてお湯を沸かす程度。

万が一停電になって明かりが必要なとき、身の回りにあるものでささっと作ってランタンとして使用できる程度のものということですね。


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防災・減災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯 [防災・減災シリーズ]

防災・減災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方
防災・減災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯
防災・減災シリーズ3 ランタン兼ストーブ
防災・減災シリーズ4 さんまの蒲焼丼


防災の講演に向けて、色々準備を始めていますが、今日は『循環保存』を説明する一環として、缶詰を使った料理を晩御飯に作ってみました。

『循環保存』とは、備蓄食料をしまいこむのではなく、日常的に消費しつつ、消費した分を補充していくというものです。

備蓄食料の最右翼は缶詰だと思いますが、その缶詰を使った炊き込みご飯をご紹介しましょう。

◆材料
 にしんの蒲焼の缶詰・・・1缶   ごぼう・・・1/3本   にんじん・・・1/2本   油揚げ・・・2枚
 しいたけ・・・4   しょうが・・・1片   お米・・・2合
 だしの素・・・1袋   醤油・・・少々   日本酒・・・少々

◆作り方
 お米2合を研いで、醤油・・・大さじ4と日本酒大さじ4を入れて水加減を合わせる
 だしの素を一袋入れて、かき混ぜる

 刻んだごぼう、にんじん、油揚げ、しいたけをいれて、きざみしょうがをまぶす

 にしんの蒲焼かんづの身を載せる
 缶詰の汁も入れてしまう

 12缶詰ご飯.jpg

 炊き上がったら、にしんの蒲焼をほぐすようにかき混ぜてできあがり

13缶詰ご飯.jpg

14缶詰ご飯.jpg

今日はこの上に刻みねぎをのせていただきました。

◆おまけ
 先日ある方からナイアガラに差し入れいただいたピーナツはこんな特大でした。

3ぴーなつ最中.jpg

なんと携帯電話と比べると、一回り小さいくらいです。
どれだけおおきなピーナツがはいっているのか、早速割ってみましょう。

2ぴーなつ最中.jpg

えっ、中から出てきたのはあんこ!

そう、これ最中だったんですね。

1ぴーなつ最中.jpg

とってもおいしくいただきました。


タグ:缶詰
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防災・減災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方 [防災・減災シリーズ]

 防災・減災シリーズ1 牛乳パックを使ったご飯の炊き方
防災・減災シリーズ2 缶詰の炊き込みご飯
防災・減災シリーズ3 ランタン兼ストーブ
防災・減災シリーズ4 さんまの蒲焼丼


2月にある自治体に招かれて防災の講演をします。
私の専門は自然の中でのサバイバル技術ですが、阪神淡路大震災のときの被害状況調査などに参加した経験から、都市型の自然災害にあったときに、どう身を守り、支援の手が差し伸べられるまでの間どう生き抜くかということをお話しします。

そこでちょっとしたパフォーマンスをしようと考えています。
空き缶とサラダオイルを使った簡易ストーブ(コンロ)をささっと作って、それに牛乳パックでご飯を炊いてしまおうというものです。

この空き缶ストーブは、ランタンにもなって非常に便利なものですが、この作り方は後日に回して、先に牛乳パックでのご飯の炊き方をご説明したいと思います。

冷静に考えると、空き缶があるのなら、わざわざ牛乳パックを使って炊く必要など無いのですが、「こういうものでも、火にかけて使えるんだよ!」というところをお見せしようというものです。

最初は紙コップでご飯を炊こうと考えていましたが、台所に空の牛乳パックが2つ転がっていたことから、「あっ、これだ!!」と思いつきました。

◆牛乳パックの加工
1.2つの牛乳パック(1000ml or 500ml)を写真のように、底から10cmと、5cmの高さで切ります。

1牛乳パック.jpg

2.10cmのパックの上部の角を写真のようにつまんで、先細にします。

2牛乳パック.jpg

3.これに5cmのパックを蓋にすると、茶筒のようになります。

3牛乳パック.jpg

◆米を研ぐ
1.10cmの牛乳パックにご飯を1合入れて、水を入れます。

2.米をこぼさないように水を捨てたら、片方の手のひらでしっかり蓋をしてシェイクします。 
 水を入れてすすいだら、また水を捨ててシェイクしましょう。
 3回くらいでいいと思います。

 牛乳パックの中に手を入れて研ごうとしても、研げませんよね。
 シェイクすることにより、十分研げます・・・これは飯盒炊飯のときもいっしょです。

3.水を入れましょう。
 米1に対して、水は1.2です・・・といってもわかりませんよね。
 米に水を入れたら、人差し指を入れてみて第一関節に水位があればOKです。

4米と水を投入.jpg

 ここでもし時間があれば、 火にかけるまで1時間位放置しておくと、お米が水を吸って焦げにくくなります。
 ちなみに今回は、直ぐに火にかけてしまいましたが、ほとんど焦げていません。

◆火にかける
1.上の写真のコンロの一番上の小さなコンロを最小に絞って、蓋をした牛乳パックを載せます。
 次の写真は、火にかけてから20分くらいたったところです。

5点火.jpg

 このとき、火加減はくれぐれも牛乳パックの底面を炎が覆い尽くすような大きな火にしないでください。

 5分くらいで、蓋の隙間から水蒸気が漏れ始めます。

2.15分くらいしたら、一度蓋を開けて中をのぞきます。
 たぶんぐらぐら沸騰しているはずです。
 スプーン等で、よくかき混ぜてください。

3.水分が飛んだら火をとめます。
 水分が飛んだかどうか(汁が見えなくなる)は、慣れてくると蓋をとらなくても、水蒸気の出具合、音、
 牛乳パックの底面のこげ具合等で推測できます。
 牛乳パックの水分がなくなってくると、だんだん焦げ始めます。

 今回は、最初から上の写真の火加減で炊き、25分で火を止めました。
 このときのご飯は、汁は見えなくなっているものの、ご飯を口に含むと芯があってとても食べられたものではありません。

 次の一手間が、おいしいご飯に育ててくれるのは、どんな炊き方でも共通です。

◆むらし
1.保温バッグなどがあれば、それに牛乳パックを入れます。
 今日は保温バッグが無かったので、包装用緩衝材のビニールのプチプチでぐるぐる巻きにしてしまいました。

7保温.jpg

2.30分~1時間は、このまま放置します。
 このとき、しっかり保温できないと、ご飯は蒸れず芯が残ります。

◆出来上がり
1.今日は40分ほど蒸らしてから、蓋を開けてみました。

8炊き上がり.jpg

 上面はきれいに炊き上がっています。
 口にいれると、芯もなくとてもおいしいです。

2.それでは、牛乳パックの底の方はどうでしょうか?
 側面を切り裂いてみました。

9炊き上がり.jpg

 底がかすかに茶色くなっている以外は、十分な炊き上がりです。

いかがでしたか?
皆さん、わざわざ牛乳パックなど使わなくても、土鍋でご飯を炊くと、炊飯器で炊くよりもおいしく炊けますよ!!

炊き方は、以下の過去の記事をご参考になさってください。

BBQ Meeting アウトドアの技3 美味しいご飯の炊き方(飯ごう炊飯)


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