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豪雨災害が広がる中注意すべきこと [防災・減災シリーズ]

2020.07.10ハザードマップと浸水域の比較2.jpg


令和2年7月豪雨により被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます!

ここ数年、西日本はシトシト雨の降る梅雨ではなく、線状降水帯の発生によるゲリラ豪雨が常態化してしまいました
上の画像は、人吉市を流れる球磨川です
上のピンクは国土交通省が作成した洪水のハザードマップ
下のブルーは国土地理院が作成した今回の球磨川氾濫による浸水地域(推定図)です

洪水被害が出た地域は、ハザードマップに重なっていることが、よくお分かりかと思います

皆さん、自分の住む地域、勤める街を、ぜひぜひ洪水と土砂災害のハザードマップを確認して、いざという時の危険を調べてください
そして、天気予報などの情報に注視し、避難情報が出ていなくても、早めの避難を心がけてください
夕方以降暗くなってからの避難は非常に危険です
浸水がはじまると、水嵩が上がってくるのはあっという間です
そして膝より水位が上がると、歩けず流されてしまいます
避難する際は長靴は絶対ダメ
脱げにくいヒモ靴で、両手を開けて、片手には杖やスキーのストックを持ち、水没した歩く先を確認しながら歩きます

避難する先は、避難所に限らず、日頃から申し合わせておいた親戚や知人宅、さらにはホテルなどの宿泊施設も選択肢の一つです
『我が家の近くには川幅数メートルの小さな用水路・川しかないから大丈夫』、『今までは洪水はなかったから大丈夫』はどれも『バツ』!!
川に流されて命を失うのは、大きな河川よりも小さな用水路や川です
あっという間に水嵩が増し、濁流が押し寄せてきます

川の水が急に濁り出した、流木が多く流されてきた、急に水嵩が減ったなどの兆候があったらすぐ避難!
鉄砲水が押し寄せてくる前触れです
もうこれからの時代、『今までは大丈夫だった』は当てはまりません
繰り返しになりますが、
 1ハザードマップを確認
 2しっかり情報を収集
 3早めの避難
を心がけてください

万が一避難のタイミングを逸してしまったら、2階など高いところに避難、山側の部屋から離れる等最善の努力をしてください

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