煉瓦研究ネットワーク東京 フィールドワーク9 上野・荒川編2 東京芸術大学1号館 [煉瓦研究ネットワーク東京]
東京藝術大学のキャンパスの真ん中を東西に都道452号が走っている。
1918年(大正7年)にこの都道が作られると、都道に対して南北対象に煉瓦造りの校門が作られた。
残念ながら、現在は、都道北側に面したものしか残っていない。
この校門をくぐると、すぐ左手に次の写真のような古風な守衛所が立っている。
この守衛所の裏手にある通称『1号館 』が、都内に現存する最古の煉瓦建造物だ。
1880年(明治13年)10月に会議室として立てられたものだ。
設計者は、当時の工部省の林忠恕であるが、林は大工出身で、大学で西洋の建築技術を学んだ建築家が世に出る以前の明治初期から中期くらいまで活躍した建築家である。
林は、横浜の居留地で洋風建物の建築工事に従事し、アメリカ人建築家などからその技術を学んだといわれている。
明治10年代まではフランス積みの建物が多いといわれている中、この建物はイギリス積みで作られている。
この建物は、表面をモルタルで固められていたことから、煉瓦造りと知らずに1978年(昭和53年)に取り壊される運命にあった。
取り壊しのため、表面のモルタルを一部はがしたところ煉瓦が現れたことから、モルタルを全部はがしたところで解体は中止された。
その後、2005年(平成17年)に耐震補強を行い、将来に伝えていくことのできるように改修された。
上の写真で、窓の上の周りに鋼材が廻らされている様子がお分かりだろう。
窓の桟は木製で、はまっているガラスは厚さが均一ではない部分があることから、この建物の竣工当時までは遡らないものの、かなりの古さがある。
外側には、鋼製の枠の雨戸がついていて、とても味がある。
室内に入って上に目をやると、屋根の構造が良くわかる。
明治から伝わる木材にしては、意外と新しく見えるのは、室内に暖炉や囲炉裏などが無いためだろうか。
・・・続く
随分と幅の狭いレンガでの積みかたなんですね^^
それにしても後世に残されてよかったと思います!
by ちょいのり (2013-05-30 02:08)
レンガの建物雰囲気がありますね。
by pandan (2013-05-30 04:29)
おはようございます
素晴らしい建物・・・取り壊しを逃れて本当に良かったですね。
by すー (2013-05-30 04:48)
おはようございます。
本当に歴史、味わいのある建物・・・素晴らしいですね!
by YUTAじい (2013-05-30 06:25)
東京の大震災には負けなかったのですね。
by katakiyo (2013-05-30 06:26)
素敵な建物ですね
取り壊されなくてよかったです
モルタルを剥がして現れた表面はちょっとボロボロですが、それがまた良い味ですね
by さる1号 (2013-05-30 06:33)
モルタルで覆われていたとは・・・(@@;))
残されてよかったです☆
by 獏 (2013-05-30 06:50)
おはようございます。
北側通路がら玄関への通路です、最上階まで吹き抜けライトコートになってますが・・・一部屋分損してる感じです。
by YUTAじい (2013-05-30 07:06)
レンガの表面についてるものはモルタルだったんですね…(・_・;)
でも、ある意味モルタル塗りでレンガを保護してたことになるのかな^^;
by 下総弾正くま (2013-05-30 07:13)
実物見てみたい!^^
残ってよかったです!
by hatumi30331 (2013-05-30 07:16)
レンガ造りの建物はいい雰囲気ですね。きちんと保存してほしいですね。
by takenoko (2013-05-30 07:20)
このような建築は文化遺産としてもやはり保存してゆくべきでしょうね、
静岡でも古い建築物が多々ありますが見事に復元しながら保存されております。
by 馬爺 (2013-05-30 07:59)
海外では、大地震で煉瓦積みの建物が崩れることが多いようですが
日本は地震国、和の木造技術と煉瓦がバランスよく組み合わされて
いるようですね
by koh925 (2013-05-30 08:02)
おはよう御座います。
煉瓦…美しいですね(人′∀`*)+
モルタルを剥がして出てくるとか、謎解きみたいで楽しいですし^^
歴史ですね☆
by 七不思議 (2013-05-30 08:19)
おはようございます^_^いつもありがとうございます。煉瓦の建物、重みがあっていいですね。色もとても素敵です。遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます!皆さん、しっかりお誕生日を覚えられていて、凄いです。私は聞いても忘れてしまう。もうすぐ、留学してた時のクラスメイトの誕生日ですが、何度も聞いてるのに、何日だったかと、毎年まよっています。
by youzi (2013-05-30 08:25)
れんがの建物を拝見しますと、一つ一つ積み重ねるの大変だったんだろうなと思います。^^;
by ソニックマイヅル (2013-05-30 09:29)
駅員3さん、
芸大は、なんか、イメージ的にも、立派な工芸的な建造物を持っている気がしていましたが、
やはり、あるのですね。
それにしても、耐震補強を行っても、現存することは貴重ですね。
東京の繁華街の旧建築の小規模ビル・商家の多くが耐震補強を諦めて、廃業する例が増えています。
そもそも、煉瓦造りがよいのでしょうか?
それとも、設計が良かったのでしょうか?
両方かもしれませんね。
そして、意外というか、想定どおりというか、木材の長持ちのよさが目立ちますね。
新建材を混ぜて、使い捨てのように建てられ、壊されていく家屋とは一味違いますね。
本来の木造建築は、決して数十年でなくなるもんではないのでしょうね。
by kiyo (2013-05-30 09:55)
駅員3さんお早うございます…とても寂しかったです!
お元気そうで何よりです^(._.)オジギ
by 沈丁花 (2013-05-30 09:55)
しっかり、説明する場所を
写真で収めて丁寧に解説するって
本当に素晴らしいです。
私たちは、なんとなく写真に収めてそれを
後付の文章でブログにしていくんで・・
見習わないと。。
by CROSTON (2013-05-30 10:02)
関東大震災や東京大空襲にも“耐え抜いた”建物ですから、後世に引き継いで欲しいですね^^
静浜基地内にある“防空壕入り口”のようなものですが、基地の近くの住宅街のど真ん中に、おそらく戦時中に飛行機を隠したと思われる大きなものが未だ残っていると思いますので、機会があったら紹介させていただきます!
by 風来鶏 (2013-05-30 10:07)
ここ、とっても雰囲気がありますよね(⌒‐⌒)
by miyukimono (2013-05-30 12:42)
そんなに古いものだったんですね
好きで見るために横を通るけど
あんまり撮ったことがないし
まして中は見れないですからね~
貴重だな~
by (。・_・。)2k (2013-05-30 13:09)
芸大って行ったことないなあ、芸術に無縁だからなあ。
by johncomeback (2013-05-30 13:11)
日本最初の煉瓦造りの建物に
惹かれましたね。
素朴さと西洋の風を感じました。
壊されることなく保存されて良かったです。
by yoko-minato (2013-05-30 15:54)
レンガの外壁だけでも雰囲気抜群なのに、中も木造りでとっても良い感じですねぇ(^O^)
残すことに決めてくれて本当に良かったです(^_^)v
by ニッキー (2013-05-30 17:04)
壊されず残っていて良かったですね。
by 美美 (2013-05-30 17:29)
時代を感じますね。
by 楽しく生きよう (2013-05-30 18:50)
素晴らしい煉瓦造りの建造物ですね。
歴史を感じさせますね^^
by まー坊 (2013-05-30 20:39)
歴史の重みがありますね。
by なんだかなぁ〜。横 濱男です。 (2013-05-30 21:27)
レンガ造りの建物ってお洒落ですよね。
岐阜の田舎じゃ見ないです。
横浜の赤レンガが素敵でした。
by kei (2013-05-30 21:29)
煉瓦の建物は日本の気候に合うのかな?
合わないのかな?
いままで煉瓦造りの建物で何かしたことあったかなあと
ちょっと気になりました。
by しおつ (2013-05-30 23:32)
いつまでも残して欲しいですね。
by ゆうくん (2013-05-30 23:39)
煉瓦の暖かみは色からくるのでしょうが
本来、この色ではなくても
煉瓦は作れるような気がします。
(一番ローコストだとこの色になるのか・・・)
世界中で煉瓦と言えばこの色なので
愛される色は人種、民族を超えて
世界共通ってことですね。
by FTドルフィン (2013-05-31 07:29)
芸大て歴史のある建物ですね。煉瓦作りで時代
を物語ってますね。
by ryuyokaonhachioj (2013-05-31 10:58)
煉瓦造りの建物は古くても洋風の香りがあって
それはそれで趣がありますね。
by そらへい (2013-06-02 17:48)