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東京の坂と橋 番外編58 羽村山口軽便鉄道5 5号隧道付近 [東京の坂と橋]

前回は現在公開されている4号隧道までご紹介させていただいた。
今日はそこから先をご紹介したいのだが、現在は一部を除いて東京都の水道用地になっていて、フェンスに囲まれ入ることが出来ない。
残念ながら水道局の関係者から伺った話と、航空写真で想像していただくしかない。

今までの記事は次のリンクを参照されたい。
 ⇒羽村山口軽便鉄道
 ⇒羽村山口軽便鉄道2
 ⇒羽村山口軽便鉄道3
 ⇒羽村山口軽便鉄道4


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第五隧道付近3.jpg

1947年(昭和22年)に米軍の撮影した航空写真に、赤の点線は地上部分、青の点線はトンネル部分の印を付けてみた。
左の青の点線が3号隧道御岳トンネル、中心が4号隧道赤坂トンネル。
そして、一番右が5号隧道である。
この5号隧道が一番長いトンネルだが、ここで通行止めとなる。

第五隧道付近4.jpg

入り口には立ち入り出来ないようにフェンスがめぐらされていて、このうら寂れた様子は物悲しい。
次の写真は、前回にもご紹介した往時の5号隧道である。

DVC00126.JPG

トンネルの上部は、雨水などがトンネル入り口に落ちてこないようにコンクリートで溝が作られている。

第五隧道付近7.jpg

また、側壁部分のコンクリートは苔むしてかなり風化している。

第五隧道付近6.jpg

しかしトンネルの中は、他の公開されているトンネルと同様歳月を感じさせない。

第五隧道付近5.jpg

トンネル内部には入れないので、トンネルの上を藪こぎして反対側までいけるかどうか挑戦してみることにした。
次の写真のような藪をかきわけて頂上を目指す。

第五隧道付近8.jpg

尾根まででると、そこは多摩湖周遊道路だった。
その先は水道局の設置したフェンスに阻まれて、様子をうかがい知ることは出来ない。

第五隧道付近10.jpg

この先は、多摩湖にそそぐ導水管の放水口近くまで、藪に閉ざされているが、地形を見分けると、なんとか見分けがつくくらいの藪である。
放水口からしばらくは、水道局の管理道路に重なり多摩湖北岸を進むが、途中で管理道路は左に折れて県道へとむかう。

軽便鉄道はそのまま湖畔を進むが、藪にはなっていない。
枯葉の積もった踏み分け道が続く。
その後、玉湖神社(玉海神社)の手前、狭山富士近辺でフェンスから外に出て6号隧道へと向かう。

導水管の放水口から6号隧道手前までは、最近の航空写真をみても、なんとなく見分けがつく。
次の航空写真は1989年のもので、木の切れ目から廃線跡とわかるところに、黄色い点を打ってみた。

玉湖神社.jpg

さて、5号隧道と、多摩湖周遊道路交差している地点近くに、このようなものを見つけた。

第五隧道頂上4.jpg

『金の水』と、『銀の水』と書いてあるのだろうか。
石標がたっていて、くぼみがある。
この奥に歩いていくと、神社を見つけた。
その神社の話しは次回に譲りたいと思う。

・・・つづく

 


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コメント 8

manamana

トンネルに夕陽の影が差し込んで、
美しい光景です。
by manamana (2010-02-13 07:43) 

koh925

人が来ない寂しい道を歩いているんですね
それにしても、よく調査されている事に
驚いています
by koh925 (2010-02-13 09:35) 

schnitzer

復帰の記事に御来訪いただき、ありがとうございます。
このようなところに軽便鉄道が走っていたのですね。
知りませんでした。
次回も楽しみにしております。
by schnitzer (2010-02-13 11:25) 

BPノスタルジックカーショー

こんにちは。

この鉄道で何を運んだのでしょうか?
by BPノスタルジックカーショー (2010-02-13 14:02) 

Azumino_Kaku

こんな立派な鉄道の跡が埋もれてしまうなんて、不思議というか、もったいないというか。。
整備して史跡にしたらいいのにと素人考えで思ってしまいました。
by Azumino_Kaku (2010-02-13 18:19) 

umi37-

こんばんは
廃線跡、なんだかロマンを感じます。
昔はここに鉄道があった…それを主張するかのような構造物の遺産…
藪漕ぎをして反対側を見てみたい…その好奇心、わかるような気がします。
こちら九州では炭鉱の廃墟が結構あり、それらを探訪するのも面白そうだな?と、最近感じています。
by umi37- (2010-02-13 22:30) 

駅員3

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ご訪問と、niceありがとうございます。

⇒manamanaさん
ありがとうございます。
トンネルに長い木の影が写っている写真、結構気に入ってます(^^)

⇒koh925さん
ありがとうございます。
ちょっと好奇心が強いだけかもです。

⇒schnitzerさん
お帰りなさい、お待ちしていました(^^)
このシリーズは、あと数回はかかると思います。

⇒BPノスタルジックカーショーさん
山口貯水池、村山貯水池の建設工事用の砂利を、多摩川から運びました(^^)/

⇒Azumino_Kakuさん
そうですね、ここを整備してまた鉄道を走らせたら銅でしょうか?
きっと都内で唯一鉄道の無い『市』の武蔵村山市も便利になるのでは?

⇒umi37-さん
なるほど、炭鉱跡などもロマンを感じますね。
特に最近一般の人でもいけるようになった軍艦島は行って見たいと思います。
子供の頃NHKの新日本紀行をみて、そのときから行ってみたいと感じていました。
by 駅員3 (2010-02-13 23:24) 

kiyotime

確かに、柵の付けられた古いトンネルって、
何かもの悲しさを感じますね、、
しかしトンネルの上を薮こぎして進むって、、、
凄い探究心ですね。 脱帽です。
by kiyotime (2010-02-20 22:42) 

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